2年ぶりに「市民活動セレクション」の選考員を務めさせていただきました。


6月15日(日)に津市が主催する「市民活動推進事業 平成26年度 市民セレクション」というものに行ってきました。

これは津市が毎年行っている市民活動団体に対する助成制度(2分の1助成、最大20万円)であり、各団体のプレゼンテーションは公開となっています。


今年は新規団体立ち上げ助成に1団体、事業助成に15団体が応募されていました。
1人8分間のプレゼンテーションのあと審査員から2分間の質問があります。

点数は公益性や地域性など5つの項目を各5点満点、計25点満点。
選考委員が5人なので125点満点つけられます。

またプレゼンに出る側の人たちも他団体の審査ができプレゼン者全員が満点をつけた場合①25点満点となります。

つまり、一般選考委員+プレゼン選考委員=250点満点となるわけです。
これで一定の順位をつけ、あとは市役所がどの団体に助成するかを決定するという仕組みです。


僕は毎年、一般選考委員で呼んでもらっています(昨年度は出席できませんでしたが)。
若輩な自分が先輩方に点数をつけるという恐れ多いことをしておりますが、何卒お許しくださいませ~。

そして今年も13時~17時半という長丁場でしたがじっくりみなさんのお話を聞かせていただき、津市の未来のために真剣に選考させていただきました。

みなさま本当にお疲れさまでした。
そして地域のために活動されていて本当にありがとうございます。



最後に毎年みなさまのプレゼンを聞いていて、もっとこうしたら聞きやすいし伝わりやすいのになと思う点がいくつかあるので書きとめておきます。

1) 団体紹介は短めに
必ずプレゼンの最初に自団体の紹介をガッツリしていただく方がみえるのですが、団体紹介は短めの方がいいです。
不安になるのはわかりますが、今回の事業と関係ある「団体の強み」に焦点をあてて端的にしていただけるといいのかなと思います。
また最初に団体紹介をもってこない方法などもあります。

2) 何が課題(提案)なのかをハッキリと
何が課題と思っているのか?何を提案したいのか?がフワフワしている方が多かったのでそこを明確にしてもらえると非常にわかりやすくなります。
それは顕在的な課題なのか?それとも潜在的な課題なのか?それともいまはゼロの状態だけどそれを実施することでプラスにできるのか?などですね。

3) 助成金を使って何をしたいのかを明確に
団体のたくさんやられている活動を紹介していただくケースがあるのですが、助成金を使うことで何をするのか?どの部分を強化するのか?を明確にしてもらえるといですね。

4) 助成終了後どうなるのか?
表現するのが難しいと思いますが、助成金が切れたあとどのように考えているのか?もわかる範囲でプレゼンしてもらえると公益性や継続性などで高い点数をつけやすくなります。

5) どの部分で助成金を使うのか?
3)の内容と重なるのですが、結局どの部分で助成金を使うのかを明確にしてもらえる方がいいですね。
また助成金で物を買う場合は「借りるより安い」とか「このイベントするから必要だ」とか「そっちの方が効率よくなる」といった自分たち目線ではなく、その物があることで対象者や地域にとってどのような効果があるのかを訴えてもらえるといいかもしれません。

6) 熱を込めて
やはりプレゼンの醍醐味はライブ感だと思います。
プレゼントするつもりで、熱量や本気度をぶつけてもらえる方が伝わりやすく応援したくなります。
淡々と資料を読んでいるだけであればプレゼンテーションでなくてもいいのです。

とえらそうに書いてすみません。
m(_ _)m

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